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子宮外妊娠かもしれないということで、近場の大きな病院に行ったのが10月21日のこと。
その日の夜には病院のベッドの上でした。

そもそもの発端が9月21日から続いていた不正出血で、早めに病院で検査すればもう少し猶予があったのかもしれません。
でも、旦那様には言えなかったけど、純粋に怖かった。今妊娠しても、若はまだ一歳になってひと月。二人目の余裕は色々な意味でない。でも、出来たら、産みたいし、育てたい。
不安で不安で、しょうがなかった。でも、そんな泣き言言えなかった。言ったところで不安はなくならないし、結局のところ、診察を受けてみなければ何もわからないのだから。

10月18日。ようやく決心を固めて、近所の産婦人科を受診。結果は妊娠。でも、5周に入っているはずなのに、子宮の中は空っぽで、子宮外妊娠かもしれないと言われて、頭の中が真っ白になった。この日は血液検査の結果待ちということで、帰宅した。
自分で調べたけど、子宮外妊娠は生むことは出来ないから、取り除くしかないらしい。
旦那様は子宮外妊娠は妊娠じゃないから、と言ったけど、私にはとてもそうは考えられなかった。命が生まれようとしているのに、何も手がない苛立ちと哀しみが消えない。

10月20日の夜。一人で風呂に入ってる時にふと、この子が産まれたら、きっと女の子だなと思った。若が産まれる前にもあった予感みたいなものだけど、なんとなく当ってる気がする。

10月21日、子宮外妊娠はほぼ間違いないということで、大きな病院で検査することになった。
一度帰宅し、若に離乳食と母乳を上げて、寝かしつけてから一人でむかった。まさか、このまま一週間もあえなくなるとは思わなかった。
病院では内診して、血液検査、尿検査、MR、内診と検査して、結果的に緊急手術することになった。
MRは初めてやる検査だったから、面白かったし、いい経験になった。手術もTVでしかみたことのない手術室やなんかで、ワクワクした。でも、頭の隅で、これでこの子とはお別れなんだと思うとかなしかった。だから、せめてと祈ってた。
今度はちゃんと私の所に産まれてくるんだよ。って。
産んであげられなくて、ごめんねって。

手術は順調に終わった。縫合前にお腹の中を綺麗にしている最中は、すごく気持ち悪かった。最後の縫合の辺りは疲れて眠ってしまって、よく覚えていない。
でも、まだ泣けない。旦那様には泣いているのを見せたくなかった。命はまだ宿ってないんだと言い切った旦那様の前では、泣きたくなかった。私にとっては、大切な命だった。

夜一人で、あの子とお別れをした。
悲しむのはこれが最後だと、明日になったら、元気になって、若に会うために頑張ろうと。

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